【塗装】吹き付け塗装とは
吹き付け塗装とは、エアスプレーなどの吹き付け機械を使って、塗料を霧状にして対象物の表面に吹き付けて塗装する方法です。
スプレーガンは、引き金を引くことで塗料が吹き出すので、短時間で広範囲の塗装が可能です。
塗装後は自然乾燥させるので、乾燥炉などのサイズを気にする必要がありません。
自動車や建物のような大型のものから、家電製品にも使用されています。
手作業
スプレー缶やエアスプレー装置若しくはエアレススプレー装置一式により塗装をします。
必要な装置は若干異なりますが、個人でもプラモデルなどの塗装によく使われています。
塗装するだけなら敷居は低いのですが、手作業で塗装の厚みを均一にするためには高い技術が必要になります。
また、塗料には吸い込むと人体に有害な物質が含まれているので、吸い込まないようにマスクをするなどの対策が必要です。
塗装ロボット
自動車業界や家電業界などでは、塗装用の塗装ロボットの導入が進んでいます。
塗装ロボットとは、多関節の産業用ロボットにスプレーなどの塗装機械をアームに取り付けたものです。
塗装ロボットにすることで、塗料の吐き出し量が一定になり、位置を固定できるので、膜厚の管理が容易になります。
人が直接作業しないので、人体の健康にも配慮ができています。