補助記号 Φの使い方
補助記号 Φの使い方
円の直径や180°を超える円弧の指示に使用します。
図面指示の仕方
対象形状の断面が円形である場合、寸法数値の前に寸法数値と同じ大きさで補助記号Φを付けます。
軸の直径
穴の直径
図示正面からの円形の図に直径を記入する場合、補助記号Φは記入しません。
JISでは
[寸法線の両端に端末記号が付く場合には,寸法数値の前に直径の記号は記入しない]
のように規定されています。
しかし、実際の図面では補助記号Φをつけていることが多く、絶対に記入してはいけないわけではありません。
社内や工場とのやりとりの中で、間違いの発生しないように表記をすることが重要です。
CADの機能で直径寸法を記入するときに、自動で記入される補助記号Φを消す必要はありません。
JIS規定での正しい図面指示 実際に使用されている図面指示
180°を超える円弧(円形の一部を欠いた形状)で、片側にしか端末記号がない場合は、半径と間違えないために必ず補助記号Φを記入します。
両端に端末記号がある場合 片側にしか端末記号がない場合