カブクコネクト

無酸素銅材実験設備部品(C1020)加工事例

カブクの加工事例

無酸素銅材実験設備部品(C1020)加工

実験用設備部品として、無酸素銅材(C1020)を使用した加工事例をご紹介します。
無酸素銅は導電性、熱伝導性が高く、加工性もよいことから近年利用される方が増えてきていますが、純銅の中でも安価で流通量が多いタフピッチ銅に比べ、流通量や加工先が少なく、弊社までご相談をいただくことがあります。
今回ご相談いただいたお客様は、実験に使用する設備部品を無酸素銅で製作したいと考えていましたが、マシニング加工や板金加工など複数の工法で製作するため、複数の依頼先を選定、依頼、進捗管理しなければならず、調達とその管理に時間がかかっていました。

そこで、お客様は以前から弊社のKabuku Connectを利用しており、弊社がフライス加工、旋盤加工、マシニング加工、板金加工など多様な加工に対応していることをご存知だったため、無酸素銅材の加工も可能かどうかご相談くださいました。

まず弊社では、なぜタフピッチ銅(C1100)ではなく、無酸素銅材がこの部品製作に必要なのかの背景をお客様にヒアリングし、その状況を含めた技術的な内容や細かい調整などを協力工場と情報共有することで、お客様のご要望通りの無酸素銅製品を加工・納品することができました。

お客様からは、
・他社では、無酸素銅と図面で指示しても流通量が多いタフピッチ銅で見積もられることが多かったが、カブクでは無酸素銅を必要としている背景も丁寧に確認してくれたため、安心して依頼できた。
・納品の際にはミルシートも添付されていて、信頼性も高かった。

と、高い評価をいただきました。
今回の事例のように、製作材料が変更不可案件の場合は、差支えない範囲で情報共有していただけると御見積回答もスムーズに行えます。

カブクはベテランの調達担当、各種加工経験者、機械設計者等多様な人材が、加工の実現性からみた調達コスト低減の提案、お客様の設計見直しのご支援等、お客様の最適な調達を強力に支援しています。

 

無酸素銅加工品

雑な形状の無酸素銅加工

無酸素銅材実験設備部品

材  質 C1020
工  法
表面処理 なし
サイズ
特徴詳細