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CFRP(炭素繊維強化プラスチック)プレートの切削加工

カブクの加工事例

CFRP(炭素繊維強化プラスチック)プレートの切削加工

加工が困難なCFRP材の事例を紹介します。
ご相談頂いたお客様は、生産設備の重要部品の軽量化を目的に、ステンレス材からの置き換えを検討されていました。

この部品は位置精度が重要な部品でありながら高温化で使用されるため、平面度・平行度は±0.01mmという条件に加え、熱膨張率が低いことが求められていました。
お客様は様々な材質を試される中、CFRPもその候補として挙げられていましたが、CFRPは材料の製造プロセスにおいて0.1mm~1mmの歪みが生じやすいことから、追加加工による精度追い込みが可能な加工依頼先が見つからず試作・検証を見送られておりました。

そこでカブクは、お客様の条件を満たす加工先の選定に加え、価格面を考慮して追加加工が可能な限り少なくなる材料を選定(織方向、成形方法等)し、提案いたしました。
この結果、お客様はCFRP製部品の検証を進めることができ、CFRPを本部品の軽量化の新たな選択肢の一つに加えることができました。

カブクではCFRP材の加工に加え、用途に合わせたCFRP材の選定もご提案いたします。
CFRPの加工部品調達にお悩みや課題を抱えている方はお気軽にご相談ください。

 

CFRP材料の切削加工事例

材  質 CFRP(炭素繊維強化プラスチック)
表面処理 なし
サイズ L100 X W100 X H6 (mm)
特徴詳細 精度:平面度・平行度 ±0.01mm程度
その他:ヘリサート対応可能

 

カブクはベテランの調達担当、各種加工経験者、機械設計者等多様な人材が部品調達をサポート。加工の実現性からみた調達コスト低減の提案、お客様の設計見直しのご支援等、お客様の最適な調達を強力に支援しています。

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