3Dプリンター活用事例(自動車業界 Part 4)
今回のブログでは、自動車業界における 3Dプリンター 活用事例をご紹介致します。
自動車業界では日々3Dプリンターの活用が目覚ましく、
樹脂部品・金属部品において幅広く3Dプリンターが活用されるようになってきています。
ポルシェ社の事例
AM製造対象品:スポーツカー向けシート
ポイント:
・ラティス構造を活用した新しいコンセプト
・顧客の好みに合わせたマスカスタマイズ対応
・従来のスポーツシートよりも軽量でありながら、デザイン、快適性、パフォーマンスの面で優れている
参照元:
https://idarts.co.jp/3dp/porsche-3d-printed-bodyform-full-bucket-seat/
ブガッティ社の事例
AM製造対象品:排気管
ポイント:
・3Dプリント製のチタン合金を採用
・「シロン・ピュアスポーツ」という車種に搭載
・従来の排気管と比較し、50kgの軽量化を実現
・形状設計も空気力学に基づき、ダウンフォースを軽減し、より加速度を増すことに成功
アルカンターラ社の事例
AM製造対象品:Czinger 21C という車種の金属部品ほぼ全て
ポイント:
・同車に搭載される部品のほぼ全てを3Dプリント製のアルミ合金、チタン合金、インコネルで製造
・最大の特徴として、製造ラインそのものをプリント技術を加味した形に変更し、組立も完全にロボットによって一つの工場で行われている
・3Dプリントによる製造と組み合わせることで、製造する部品のカスタマイズや車種の変更も全て管理ソフト上の変更だけで可能
・従来工法のように、複数拠点で製造された各パーツを、車種や部品に合わせた製造ラインに投入する手間が省け、必要な物を必要なタイミングで柔軟に製造が可能
参照元:
https://additivenews.com/czinger-21c-3d-printed-hypercar-revolutionizes-cars-built/
アルカンターラ社の事例は特に興味深く、自動車業界に限らず今後の製造業の一つの新しい形になりそうだと感じてます。
弊社の方では今回ご紹介したような金属、樹脂プリンターのみならず、切削や板金も対応可能です。
ご興味のある方は是非一度お問い合わせ下さい。