幾何公差 真直度(しんちょくど)
真直度の幾何公差指示に使用します。
記号:
真直度とは
部品の面や軸線などが、どれだけ真直ぐなのかを指定します。
例えばシャフト(ドライブシャフト)やプレートなど、真直ぐになっていて欲しい 部品に対して反りの許容範囲を設定するために利用します。
※JISでは以下のように定義されています。
直線形体の幾何学的に正しい直線(以下,幾何学的直線という。)からの狂いの大きさをいう。
図面指示の仕方
1.プレートやブロックなど、平面への指示
例:上面の長手方向の反りを公差域0.1mm以内にしたい。
面全体ではなく指定した直線方向に、公差域(数値)だけ離れた二直線内の領域に入るように規制します。
図面指示は下記になります。
公差記入枠に真直度の幾何公差記号と公差域の数値を記入して、規制したい面や寸法線、面からの引き出し線などで指示をします。
2.シャフトや丸棒など、円筒軸への指示
例:シャフトの反りを公差域0.1mm以内にしたい。
円筒部品の軸(加工後の中心線)が、円筒状の公差域(数値)に入るように規制します。
図面指示は下記になります。
公差記入枠に真直度の幾何公差記号と公差域の数値を記入して、規制したい軸の直径寸法
からの引き出し線などで指示をします。