SECC(冷間圧延鋼板)
SECCは、SPCCに電気亜鉛めっきを施したものです。
SECCの特徴
冷間圧延鋼板であるSPCCを元に、電気亜鉛メッキをした鋼板です。 SECCに成分の規定はありませんが、メッキ前の現板に成分規定がある場合は、その成分規定がの値になります。 鋼板に亜鉛メッキをすることで、加工性を損なうことが少ないまま、錆や腐食等を軽減させることが出来ます。 ボンデ鋼板やジンコート等、各社の製品名でも知られています。
SECCの用途
・扉 ・サッシ ・電気機器 ・車体の内装・外板・足回り ・各種家電製品の外装・内装部
SECCの化学成分
SECCの成分については、規定はありません。
材料 | 成分規格 | |||
---|---|---|---|---|
C | Mn | P | S | |
SECC | – | – | – | – |
※JIS G 4303より抜粋
SECCの機械的性質
※SECCT(SECCのうち注文者が引張試験を指定する場合に適用する)の規格値
降伏点または耐力(N/mm2) | 引張強さ(N/mm2) | 伸び(%) | 塗装焼付硬化量(N/mm2) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
表示厚さ(mm) | ||||||||
0.40以上0.60未満 | 0.60以上1.0未満 | 1.0以上1.6未満 | 1.6以上2.3未満 | 2.3以上2.5未満 | 2.5以上3.2以下 | |||
– | 270以上 | 34以上 | 36以上 | 37以上 | 38以上 | 38以上 | 39以上 | – |
※JIS G 3313:2015 より抜粋