【機械設計の基礎】寸法公差-許容差について
部品を製作するうえで、部品同士の干渉を避けるためや、動作に問題の起こらないように設計をしていても、設計寸法と実寸法にはズレがあり、常に正確ではありません。
そのため、加工による寸法のズレを許容できる最大値と最小値の範囲を設定します。
図面では基準寸法(加工の基準となる寸法)を図示して、それに対して上(最大)の許容寸法と下(最小)の許容寸法を指示します。
例)1辺の長さが100mmで、実寸法は上が100.8で下が99.2の範囲に納めたい場合
最大 最小
基準寸法が100なので、最大は100.8–100=+0.8、最小は99.2–100=-0.8となります。
図面では、100±0.8 または 100+0.8/-0.8のように指示します。