【設計実務】図面の読み方 線種
日本工業規格 JIS B 0001:2019 機械製図 より抜粋
線の種類 |
線の名称 |
用途 |
太い実線 |
外形線 |
対象物の見える部分の形状をあらわすために用いる。 |
細い実線 |
寸法線 |
寸法記入に用いる。 |
寸法補助線 |
寸法を記入するために図形から引き出すため に用いる。 |
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引出線 (参照線) |
記述、記号などを示すために引き出すために 用いる。 |
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回転断面線 |
図形内にその部分の切り口を90°回転してあらわすために用いる。 |
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中心線 |
図形内に中心線を簡略化してあらわすために用いる。 |
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細い破線又は太い破線 |
かくれ線 |
対象物の見えない部分の形状をあらわすために用いる。 |
細い一点鎖線 |
中心線 |
a) 図形の中心をあらわすために用いる。 b) 中心が移動する中心軌跡を表すために用いる |
基準線 |
特に位置決定のよりどころであることを明示 するために用いる。 |
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ピッチ線 |
繰返し図形のピッチをとる基準をあらわすために用いる。 |
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細い二点鎖線 |
想像線 |
a) 隣接部分を参考に表すために用いる。 b) 工具、ジグなどの位置を参考に示すために用いる。 c) 可動部分を、移動中の特定の位置又は移動の限界の位置で表すために用いる。 d) 加工前又は加工後の形状を表すために用いる。 e) 繰返しを示すために用いる。 f) 図示された断面の手前にある部分を表すために用いる。 |
不規則な波形の細い実線 又はジグザグ線 |
破断線 |
対象物の一部を破った境界,又は一部を取り去った境界を表すために用いる。 |
細い一点鎖線で、端部及び 方向の変わる部分を太くし た線 |
切断線 |
断面図を描く場合,その断面位置を対応する図に表すために用いる。 |
細い実線で、規則的に並べ たもの |
ハッチング |
図形の限定された特定の部分を他の部分と区別するために用いる。例えば,断面図の切り 口を示す。 |
・よく使われる線
・外形線
投影図にすると外から見える形状を太い実線でかいてあります。
・隠れ線
投影図にすると外から見えない形状を破線でかいてあります。
穴の内部など、見えないところの形状がわかります。
・中心線
図形の中心をあらわしています。
丸穴を上から見た中心や、平行な線と線の中心に記入します。
・破断線
破断表示をしたところの境界に書いてあります。
・切断線とハッチング
断面図をかくときに、切断した位置に付けます。
断面記号も一緒にかいてあります。
断面図の断面をハッチングであらわしています。