【機械設計の基礎】溶接記号の書き方
溶接の説明線は、溶接箇所に溶接施工内容の記号を表示するために用いるものです。
矢と基線及び尾の3要素で構成されおり、尾は特記事項など必要が無ければ省略できます。
また、基本記号の位置で、矢で指定した側と溶接する側を指示します。
溶接する側が矢の側または手前側のとき
例:V形開先 開先深さ:6mm 開先角度:60° ルート間隔:2mm
表面形状:平ら グラインダー仕上げ
溶接する側が矢の反対側または向こう側のとき
例:V形開先 開先深さ:6mm 開先角度:60° ルート間隔:2mm
表面形状:平ら グラインダー仕上げ
溶接施工内容の記号例
S:溶接部の断面寸法 | L(n)-P:断続溶接などで使用される |
R:ルート間隔 | L:溶接長さや溝長さ |
A:開先角度 | n:溶接の数 |
-:溶接部の表面形状 | P:溶接間のピッチ |
G:溶接部の仕上げ方法 | |
T:特別指示事項 |
JIS Z 3021より抜粋